誕生石が63年ぶりに、新しく10石が追加されました。
誕生石とは、生まれ月ごとに種類が定められている「誕生石」。
今回新たに追加となった誕生石をご紹介しましょう。
●2月の新・誕生石
・クリソベリン・キャッツ・アイ
日本では「猫目石」としておなじみ。
キャッツ・アイ効果を示す宝石のなかでも、クリソベリルは最も美しい目が出ることで知られています。
●3月の新・誕生石
・アイオライト
名前はギリシャ語のios(紫色)とliyhos(石)に由来。強い三色の多色性があり、方向により青紫色、灰黄色、淡青色に色が変化するとても美しい宝石です。
・ブラットストーン
最古のヒーリングストーンのひとつ。「血石」という和名を持ち、深緑に赤い斑点のある石です。悪い物を寄せ付けない「聖なる石」とも呼ばれています。
●4月の新・誕生石
・モルガナイト
ピンク色から淡紫色の色合いを持つ宝石です。日本を代表する桜の花の色合いを持っていることから、4月の誕生石に追加されました。
●6月の新・誕生石
・アレキサンドライト
太陽の下では青緑色で、白熱灯の下では赤紫色になる不思議な宝石です。変色の程度がはっきりしているほど、貴重です。宝石名はロシア皇帝アレクサンドル2世にちなんで名付けられました。
●7月の新・誕生石
・スフェーン
結晶の形がくさび状になるためギリシャ語の楔(くさび)を意味するスフェノス(sphenos)に由来して名づけられました。楔はふたつのものを固く繋ぎ合わせる絆(きずな)の意味も持ちます。緑色が鮮やかで美しい宝石です。
●8月の新・誕生石
・スピネル
ルビーやサファイヤに似た宝石です。結晶の先端が尖っているためトゲを意味するラテン語のspinella、に由来し名付けられました。色は赤、ピンク、紫、青色などがあります。
●9月の新・誕生石
・クンツァイト
方向によって紫、ピンク、無色へと色の変化を楽しめます。クリアで鮮やかなピンク色は見る人を魅了する、美しい輝きを放ちます。
●12月の新・誕生石
・タンザナイト
1967年にタンザニアで発見され、国の名前にちなんでタンザナイトと名付けられました。見る方向によって青紫色、青色、ピンク色に変化します。タンザナイトは20世紀に発見された新しい宝石です。
・ジルコン
名称は金色を意味するペルシャ語に由来するといわれ、青、緑、はちみつ色(金色)、白、黄など多数の色があります。屈折率が高く、輝きが強いため白いジルコンは古くからダイヤモンドの代用品として利用されてきました。ただし、人造石であるキュービック・ジルコニアとはまったくの別の宝石です。
「宝石言葉」
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